NBAを手本 Bリーグが発足して日本のバスケ人気が上がった

バスケットボールプレーヤー

アメリカのNBAは地域密着型のチーム経営を大事にしており、日本のプロ野球界とは違って各チームにホームタウンの名前がついています。そして、地域密着型の運営方針がアメリカ国内で受け入れられてMLB・NFLなど並ぶプロスポーツリーグへと成長していったという歴史をもちます。

一方、日本のバスケットボールリーグに参加するチーム名にはBリーグ発足前まで基本的に企業名が入っていました。そのため、見る側は一体どのチームを応援していいのかわからず、それが人気低迷の要因となっていたところがあります。

しかし、Jリーグを成功に導いた川渕三郎氏が2015年に日本バスケットボール協会にスタッフとして招聘されて統一リーグが発足すると、状況が大きく変わりました。川渕氏はJリーグ同様、Bリーグに地域密着型の経営理念を持ち込みました。そして、Bリーグに参加したい場合は必ずチーム名にホームタウンの名前を入れることが義務付けられます。これはチームを運営する企業としては耳が痛い話でしたが、チーム名に地域名が入った事によって、地元住民達の応援熱は一気に高まりました。

地域密着型の経営を行う企業のスポンサードも受けやすくなり、いよいよ日本でバスケの人気が定着する下地ができます。

BリーグはNBAの良い部分を色々とお手本にしているため、2016年に開幕(発足)するとすぐに日本のNBAファン達の心を掴みました。

豆知識になりますが、バスケとは世界的にはサッカーより選手人口が多い事は日本でもよく知られています。

地域住民達はBリーグに強い可能性を感じており、バスケを通じて街の名前を国内に広めていくために会場では必死になって自分達のチームの応援をします。どの会場もかなり熱狂的な雰囲気がありますので、NBAを観に行きたいけど時間・予算の関係で行けずに悩んでいる場合はBリーグの試合を観に行ってみてはどうですか?